通勤からサイクリングまでこなす最高のパートナーはマウンテンバイクだ

ママちゃりを卒業して、スポーツ自転車に乗りたいと思った時、まっ先に候補に挙がるのがクロスバイクではないでしょうか。

ロードバイクではガチだし、MTB(マウンテンバイク)は見た目が軽快でない。ちょうどその中間に位置するのがクロスバイクだ。

見た目もタイヤが細く軽快そうで、ロードバイクほどポジションが前傾し過ぎてなくていい感じ。これでさっそうと街を駆け巡る自分を想像してみる。買っちゃおうかな~!

ちょっと待って!クロスバイクも良いのですが、マウンテンバイクも選択肢の一つに入れてみませんか?

今回はそんなMTB(マウンテンバイク)の意外に知られてない魅力を紹介してみようと思います。

僕がマウンテンバイクを勧める理由

1.初めて味わった自由な感覚

さて、筆者が初めてマウンテンバイクを買ったのは1990年の頃。マウンテンバイクの発展期という真っ只中で、クロスバイクなんてまだ存在していませんでした。それまでロードバイクしか持っていなかったので、あの太いタイヤに丈夫そうなフレームでどこでも走れそうな感覚が実に新鮮でした。まさにMTBは自由にどこでも走れる自転車だったのです。

休日になるとレースに参加したり、近郊の山を駆け巡るのが楽しくて仕方がありませんでした。平日は通勤に乗ったりと自転車三昧の生活です。間もなく妻にもマウンテンバイクを勧めてみると、やはりその軽快さに感動して即購入。子供が生まれるまでは一緒にサイクリングに出かけていました。

2.通勤、街乗り、ツーリングまでこなせるオールラウンダー

初めてスポーツ自転車を買おうと思うきっかけは、だいたい以下の二通りになるかと思います。

①通勤で乗りたい

②健康維持、フィットネスとして乗りたい

あるいはその両方を兼ねて、という方もいらっしゃるかと。

スポーツ自転車を一台買って、平日は通勤の足に、休日にはサイクリングなんていう自転車ライフを満喫している方がだいぶ増えていますよね。そんなライフスタイルを満足させてくれる自転車の代表的存在となったのがクロスバイクなんですね。

ロードバイクやMTBはレースのシーンで発展したきた歴史があるので、使い方を分けて所有するならそのポテンシャルを十分に楽しむことができるでしょう。しかし、スポーツ自転車をこれから購入したいという初心者の方がいきなりロードバイクやMTBに行くというのはまれですよね。

特にMTBは山やオフロードを走るための自転車というイメージが強く、日常では舗装路を走る機会が多いことを考えると、なかなか候補に挙がってきません。

しかし敢えて言います。

MTBは実は最強のオールラウンダーバイクなんです!

3.日本の道路事情に合っている

以前より舗装路が増えてロードバイクやクロスバイクなどの細いタイヤでも安心して走れるようになったとは言え、地方へ行くと舗装路の状態が悪く、でこぼこしている所をけっこう走ることなんてありませんか?ダンプやトラックの交通量が多いため、どんな良い舗装路もすぐに劣化してしまうのです。

ロードバイクやクロスバイクでそれなりのスピードを維持して走ろうと思えば、路面の凹凸が酷く不快になります。おまけに路肩近くを走らざるを得ない時は、小石やガラスの破片に気を付けなければならないのです。

そんな時でもはMTB(マウンテンバイク)なら太いタイヤを履いているお蔭で、路面の凹凸も多少の小石も不安がなく走行できるのです。

また、国道や交通量の多い道路を走行中に身の危険を感じて、歩道側に避難して走行したい時もあります。そんな時もやはり小石や凹凸の多い歩道側を安心して走ることができます。

4.乗り心地が良く疲れにくく、視認性が良い

ポジション(姿勢)の楽さでいうと、

ロードバイク<クロスバイク<MTB  となります。

MTBが一番、前傾度が小さく体が起きた格好になるので、腕などへの負担が少なく長距離を走っても疲れにくい。また、アイポイントが高いため広く前方を見渡せるために安全確認がしやすいのです。さらに前方、後方からの自動車ドライバーに対しても大きく見せる効果があるため、見落とされる危険性が少なくなります。

僕はロードバイクで走行中、ぞれほどスピードを出して走行していない時でも対向車線側からの右折車両に突っ込まれそうになったことが何度かあります。前傾度が大きいロードバイクでは小さく見えてしまうことと、自分自身も目線が下がるために視認性が低下します。

5.ブレーキの効きが最高

ロードバイクのキャリパーブレーキは昔、止まるためのものではなく速度を調整るための物だと言われていました。それは、ロードバイク(昔はロードレーサーと言っていた)がレース志向の強い自転車だった時代の話です。最近のロードバイクのブレーキは驚くほど良く効きます。

クロスバイクではVブレーキと言われるものが多く使われていて、これは依然MTBで良く採用されていたブレーキです。これも良く効きますね。

さてMTBはとなると、最近では圧倒的にディスクブレーキ。もはやオートバイや自動車のブレーキシステムと同じなのです。しかも低価格帯の車体ではワイヤー式ですが、ちょっとミドルクラス以上の価格帯では油圧式!そのブレーキタッチの軽さは病みつきになるほどです。指一本で確実に止まります。

MTBはもともとレースの現場では、急峻なダウンヒルを高速で駆け下りたり、天候の変化によるブレーキ制動力の低下を防ぐため、ディスクブレーキを採用するようになったのです。

最近ではこのディスクブレーキを採用するロードバイクもありますので、クロスバイクからMTBまでいずれはこのブレーキシステムが一般化すると言われています。

6.フレームが頑丈、荷物の積載に向いている

野山で走るために、転倒したり衝撃を受けてもある程度耐えられるようにフレームの設計が為されています。フレームの形状を見ればわかる通り、太くていかにも丈夫そうなビジュアルです。

車体自体はロードバイクやクロスバイクに比べると重くなりますが、走り出してしまえば大した弱点にはなりません。最近は26インチだけでなく、27.5インチ、29インチ(ツーナイナー)というロードバイクやクロスバイクと変わらないホイールサイズを採用した車体もあり、良く走ります。

キャリアを装備すればたくさんの荷物を載せられます。太いタイヤのおかげで対パンク性能も高く安心です。長距離のツーリングに向かないわけがありません。

7.その他のメリット

一見、舗装路では無駄に見えるフロントサスペンションですが、最近ではクロスバイクにも採用されているものもあります。

サスペンションにはロックオフ機構もあり、舗装路の状態が良いところならサスを作動させないようにし、未舗装路や凸凹の多い舗装路ではサスを効かせられるように変更することが可能なので、疲労を軽減できます。

また、これは小柄な女性などにもお伝えしておきたいメリットがあります。

ロードやクロスバイクでは、700cというホイールサイズがほとんどなのですが、実際には小柄な方には大き過ぎる場合が多いのです。女性向けに設計されたバイクもラインナップに増えたとは言え、ハンドルまでが遠いと感じる場合が少なくありません。その場合、ステムを短いものに交換するなど調整する方法はあるのですが、サイズ選びの段階でハードルになってしまうなら、26インチを採用したMTBという選択肢もありではないかと言えるのです。

さらにクロスバイクの軽快性を求めるなら、実はそのMTBのタイヤを細いものに交換すれば良いとこ取りの自分だけのスポーツバイクに早変わりです。

まとめ

以上、MTBの魅力を並べたててきましたが、メリットばかり強調していて本当なの?って読者さんに思われるかもしれませんので、一応デメリットも述べたいと思います。

あえてデメリットをあげれば

①ロードバイクやクロスバイクよりもスピードが遅い

これはもう軽量でシンプルな車体構成のロードバイクやクロスバイクには勝てません。近づけるならタイヤを細いものに交換すれば良いのです。しかし、むしろ太めのタイヤであるというメリットを生かして乗り心地を楽しむというのはどうでしょうか。快適にスローサイクリング、自然や街の風景を楽しむのです。

②みためのゴツさ お洒落とは縁遠い?

MTBはフレームが太く丈夫であるため、どうしてもゴツくなりがちですが、色々な車体の中にはカラーリングやフレームの形状が好みのものも見つかるはずです。メーカーによってそのあたりはかなり違います。レーシング系のMTBからシティーライド系のMTBまでかなり選択肢がありますよ。

またアクティブなイメージのMTBに女子が乗ってもこれはまたかっこ良いものです。ウェアなどトータルコーディネイトしてお洒落に乗りこなすことは可能です。

⓷メンテナンスにはそれ相応の知識がいる

自分でメンテナンスする場合には、それなりの知識が必要になります。ロードやクロスバイクにくらべて、サスペンションやブレーキなどがちょっと複雑になっているだけです。しかし、ショップで時々メンテンナンスを依頼すれば良いですし、よほど雑に扱わなければ簡単に壊れるものではありません。

日常は空気圧のまめなチェックと駆動部の給油、クリーニング程度で済むのでロードやクロスバイクで大きな違いはないでしょう。

というわけで、MTB(マウンテンバイク)の紹介でした!初めてのスポーツ自転車選びのご参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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